自己紹介

関水信和と申します。「ベンチャー企業経営」、「社会人の自己啓発」という2つの専門領域を持っています。ベンチャー企業の起業を検討されている方との情報交換の場として、本ブログを開設することとしました。よろしくお願いします。

 尚、社会人の自己啓発に関する情報交換の場として、もう一つブログを開設しています。 (sekimizu-selfdevelopment.com)

プロフィール
氏名 関水信和
学歴 

慶応高校卒、慶応大学 商学部・文学部卒、多摩大学院経営情報学研究科修士課程修了、中央大学法学部卒、同大学院法学研究科博士前期課程修了、後期課程修了単位取得、東京大学大学院工学系研究科修士課程技術経営 MOTコース修了単位取得、千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了、博士(政策研究)


職歴

三井住友銀行ビジネス営業部部付部長、持田商工法務部長など歴任

聖学院大学にて「ベンチャー論」を10年間講義


現職

千葉商科大学特別客員教授、帝京大学客員教授、ゲノム創薬研究所アントレプレナー、ソフトモビリティーイニシアティブ(千葉商大発ベンチャー)取締役、税理士   

資格 税理士、宅建(登録資格)


著書

『働きながら学べる社会人大学院・通信制大学』2017年 中央経済社刊
『技術系ベンチャー企業の経営・知財戦略』2018年 中央経済社刊

ベンチャー企業経営に関する著書

私は2000年12月に(株)ゲノム創薬研究所(ホームページ:ゲノム創薬研究所 (genome-pharm.jp))を兄と共同で立ち上げ、現在もアントレプレナーとして同社の経営に関与しています。同社の事業を軌道に乗せるために、考えた経営手法と知財戦略を中心としたベンチャー企業経営に関する著書『技術系ベンチャー企業の経営・知財戦略』を2018年に出版しました。この本に書かれている経営手法は私が学んだ社会人大学院で修得した知見に基づいたものも多くありますが、逆に同社の経営を通じて獲得した独自の経営ノウハウが私の博士論文ないしこの本の大事な部分を占めているという事情があります。

私は社会人の自己啓発とベンチャー企業経営の二つの専門領域を持っていますが、それらは、それぞれが独立したものではなく、密接に絡み合いながら、構築された私の専門領域です。

帝京大学・千葉商科大学での講義

帝京大学 2023.12.04.

帝京大学経済学部の三竝ゼミにて、春に続き講義を行いました。今回は(株)ゲノム創薬研究所の共同創業者でもある薬学部関水和久特任教授にも参加してもらい、「創薬とベンチャー企業」をテーマとした内容となりました。最初に私から日本経済と産学連携の現状と問題点、ベンチャー企業にとっての特許の重要性と特許制度の概要を説明しました。そして、関水和久特任教授より、実験動物としてのカイコの有効性、(株)ゲノム創薬が保有している新規抗生物質のライソシンEの開発が順調で、大型の公的助成金を獲得して、臨床試験も視野に入ってきているという現在進行形の研究活動の説明がありました。最後に、講義が行われた医真菌センターのP2実験室(病原菌も扱うことが可能)の見学会も行うことができました。

帝京大学 2023.06.19.

帝京大学経済学部の三竝ゼミにて、昨秋に続き講義を行いました。今回は日本経済の成長が停滞している現状といくつかの要因について説明しました。日本を知るためには、外国に行き外から日本を見ると、日本の現実が見えることがあると私見を述べ、外国に駐在した時の経験などを話しました。そして日本では起業家精神を持った人が少なく、ベンチャー企業が活発に活動できていないこと、その原因として大企業を含めた社会全体にイノベーションに対する意欲が旺盛でなく、産学連携も不十分で、MBAなど企業経営のための教育も充実していないこと等をデータで示して説明しました。

 (株)ゲノム創薬研究所が開発した乳酸菌を利用したビジネスとして、新しい漬物をメーカーとコラボして作ること、あるいは乳酸菌を入れたクッキーを作ることなどの話題を提供し、それらの利点や課題などを参加者全員が共有することができました。例えば、学生さんより乳酸菌は焼いたクッキーの中でも免疫活性が残るのかという重要な点に関する質問も出ました。

 

.

千葉商科大学 2023.5.30-6.8.

蔵田准教授の授業「研究基礎」、「地域開発論」、「現代産業論」に2週にわたり延べ6回参加させて頂き、千葉商科大学発のベンチャー企業が開発している自動車の安全装置について、小栗名誉教授と共に講義を行いました。私は日本経済の成長が停滞している現状とその要因についてデータを示して説明しました。日本は米国のようにベンチャー企業が革新的な技術を開発して、その技術を大企業が利用するという好循環が生まれていないという問題点を指摘しました。授業では、学生さんが各グループの検討結果を発表するという時間を設け、開発中の装置の長所、改善すべき点、ベンチャー企業の長所、課題などについて考え方を共有することができました。

.

帝京大学 2022.10.17.

 帝京大学経済学部の三竝ゼミにて、産学連携とベンチャー企業の特許戦略に関する実践的な講義をしました。ゲノム創薬研究所が開発した免疫活性効果を有する菌類を利用したビジネスについて、より具体的な議論を学生さんとすることができました。それは、パンなどの生産を視野に入れつつ、免疫活性のある乳酸菌を入れたクッキーの生産・販売の試みです。ゼミでは数年前より、ヨーグルトの事業化を検討し、その難しさも共有していることから、クッキービジネスの利点について、いろいろな意見が直ぐに出てきました。小規模であっても費用の発生を全員が意識し、リスクを最小とすることが重要という点で意見が一致しました。そして費用がなるべくかからない方法で乳酸菌を利用して、クッキーの試作をキャンパス内で次回行うことを検討するということとなりました。

公的助成金

(株)ゲノム創薬研究所は、日本医療研究開発機構(AMED)の「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に帝京大学と共同で「新規作用機序を有するAMR(薬剤耐性)感染症治療薬の非臨床開発研究」のテーマで応募し、「薬剤耐性微生物に対する治療薬の実用化に資する研究」として採択されました。

三次公募 実施期間 本年 7月から来年3月 研究費70百万円

四次公募 実施期間 本年10月から来年3月 研究費30百万円

AMEDの「新興・再興感染症」事業で、(株)ゲノム創薬研究所はライソシンEの開発を一層加速することができるようになりました。

クラウドファンディング

 (株)ゲノム創薬研究所は2022年4月に抗菌治療薬ライソシンEの開発を加速するために、クラウドファンディングにより研究資金(当初目標額5,000千円)を開発趣旨に賛同される方々のご支援を頂き、9,375千円集めることができました。下記はクラウドファンディングを組成するReadyforの関連ページからの転載です(写真は共同創業者の関水和久教授)。

ゲノム創薬のライソシンE

 私が創業した(株)ゲノム創薬研究所は新規抗菌治療薬(候補剤)のライソシンEの開発を行っています。

動物実験あるいは臨床実験を準備するために下記資金を活用できるようになりました。

①クラウドファンディング

  (n-sekimizu.com)

②帝京大学との共同出願による公的助成金

  (n-sekimizu.com)

詳しい技術的な内容などについては、下記をご参照ください。

プロジェクトの詳細  READYFOR

高免疫活性の乳酸菌保有ー求む共同開発者ー

 

 私が創業した(株)ゲノム創薬研究所は免疫活性の高い乳酸菌を独自技術(特許保有)により発見し、大手ヨーグルトメーカー様に提供しています。

 私は、同研究所が開発し保有する乳酸菌を利用した新しい食品の開発を検討しています。ご興味のある方、食品メーカー様はご連絡ください。(ご提供できる乳酸菌はグリセロールストック10ml程度で、培養して頂く必要があります。)

メールアドレス   sekinnnn2 アト yahoo.co.jp (アト=@)

機能性乳酸菌の開発技術については、下記URLの(株)ゲノム創薬研究所のブロシャーの2頁をご参照 (genome-pharm.jp)

免疫活性の高い酵母保有ー求む共同開発者ー

 私が創業した(株)ゲノム創薬研究所は免疫活性の高い酵母を独自技術(特許保有)により発見し、保有しています。

 私は、同研究所が開発し保有する酵母(イースト)を利用した新しいクッキーないしバン類の開発を検討しています。ご興味のある方、食品メーカー様はご連絡ください。(ご提供できる酵母はグリセロールストック10ml程度で、培養して頂く必要があります。)

メールアドレス  sekinnnn2 アト yahoo.co.jp (アト=@)

機能性酵母の開発技術については、下記URLの(株)ゲノム創薬研究所のブロシャーの2頁をご参照 (genome-pharm.jp)

聖学院大学

聖学院大学で「ベンチャー企業論」を10年間講義しました。

私は2012年より聖学院大学にて、「ベンチャー企業論」の講義を2021年まで、10年間行いました。上の左側の写真の図書館をはじめとして綺麗な施設が整備されている大学です。授業は下に掲載したシラバスの通り、企業経営に直接関係する財務管理・法務管理も含め幅広く行い、学生さんが社会に出て役立つような話を積極的にしました。

 私の授業では、教員と学生さん間の情報が双方向になるように、毎回、全員に質問票を書いてもらい、次回に質問に対する回答から講義を始めました。そして、私の著書をテキストとしましたが、抽象的な説明では理解が難しいので、下の右側のテレビスクリーンに、ベンチャー企業に関連するテレビ番組のビデオを授業の内容にマッチしたものを選んで視聴してもらいました。私が印象に残っていることとしては、日本の学生さんは安全志向が強く、留学生はよりチャレンジ精神に富んでいるということです。日本でベンチャー企業が増えない要因の一つであるように思います。