公的助成金

(株)ゲノム創薬研究所は、日本医療研究開発機構(AMED)の「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に帝京大学と共同で「新規作用機序を有するAMR(薬剤耐性)感染症治療薬の非臨床開発研究」のテーマで応募し、「薬剤耐性微生物に対する治療薬の実用化に資する研究」として採択されました。

三次公募 実施期間 本年 7月から来年3月 研究費70百万円

四次公募 実施期間 本年10月から来年3月 研究費30百万円

AMEDの「新興・再興感染症」事業で、(株)ゲノム創薬研究所はライソシンEの開発を一層加速することができるようになりました。

クラウドファンディング

 (株)ゲノム創薬研究所は2022年4月に抗菌治療薬ライソシンEの開発を加速するために、クラウドファンディングにより研究資金(当初目標額5,000千円)を開発趣旨に賛同される方々のご支援を頂き、9,375千円集めることができました。下記はクラウドファンディングを組成するReadyforの関連ページからの転載です(写真は共同創業者の関水和久教授)。

ゲノム創薬のライソシンE

 私が創業した(株)ゲノム創薬研究所は新規抗菌治療薬(候補剤)のライソシンEの開発を行っています。

動物実験あるいは臨床実験を準備するために下記資金を活用できるようになりました。

①クラウドファンディング

  (n-sekimizu.com)

②帝京大学との共同出願による公的助成金

  (n-sekimizu.com)

詳しい技術的な内容などについては、下記をご参照ください。

プロジェクトの詳細  READYFOR

高免疫活性の乳酸菌保有ー求む共同開発者ー

 

 私が創業した(株)ゲノム創薬研究所は免疫活性の高い乳酸菌を独自技術(特許保有)により発見し、大手ヨーグルトメーカー様に提供しています。

 私は、同研究所が開発し保有する乳酸菌を利用した新しい食品の開発を検討しています。ご興味のある方、食品メーカー様はご連絡ください。(ご提供できる乳酸菌はグリセロールストック10ml程度で、培養して頂く必要があります。)

メールアドレス   sekinnnn2 アト yahoo.co.jp (アト=@)

機能性乳酸菌の開発技術については、下記URLの(株)ゲノム創薬研究所のブロシャーの2頁をご参照 (genome-pharm.jp)

免疫活性の高い酵母保有ー求む共同開発者ー

 私が創業した(株)ゲノム創薬研究所は免疫活性の高い酵母を独自技術(特許保有)により発見し、保有しています。

 私は、同研究所が開発し保有する酵母(イースト)を利用した新しいクッキーないしバン類の開発を検討しています。ご興味のある方、食品メーカー様はご連絡ください。(ご提供できる酵母はグリセロールストック10ml程度で、培養して頂く必要があります。)

メールアドレス  sekinnnn2 アト yahoo.co.jp (アト=@)

機能性酵母の開発技術については、下記URLの(株)ゲノム創薬研究所のブロシャーの2頁をご参照 (genome-pharm.jp)

聖学院大学

聖学院大学で「ベンチャー企業論」を10年間講義しました。

私は2012年より聖学院大学にて、「ベンチャー企業論」の講義を2021年まで、10年間行いました。上の左側の写真の図書館をはじめとして綺麗な施設が整備されている大学です。授業は下に掲載したシラバスの通り、企業経営に直接関係する財務管理・法務管理も含め幅広く行い、学生さんが社会に出て役立つような話を積極的にしました。

 私の授業では、教員と学生さん間の情報が双方向になるように、毎回、全員に質問票を書いてもらい、次回に質問に対する回答から講義を始めました。そして、私の著書をテキストとしましたが、抽象的な説明では理解が難しいので、下の右側のテレビスクリーンに、ベンチャー企業に関連するテレビ番組のビデオを授業の内容にマッチしたものを選んで視聴してもらいました。私が印象に残っていることとしては、日本の学生さんは安全志向が強く、留学生はよりチャレンジ精神に富んでいるということです。日本でベンチャー企業が増えない要因の一つであるように思います。

フランスでの交渉

 私は2010年2月に(株)ゲノム創薬研究所が開発した化合物の中から数点のデータを持って共同研究などの可能性があるフランスの研究所、ベンチャー企業、公社を8社訪問し、共同研究ないし出資などの交渉を行ないました。訪問の様子(一部)は下記の通りです。帰国後に数社と共同研究について継続的に交渉を行いましたが、化合物と技術については高く評価されましたが、国際間の契約となることから知財の扱いが容易でないことと、リスク分担などについて、合意に至らずプロジェクトの実施には至りませんでした。フランスの企業、地方公社を訪問し、現地で受けた私の印象は、日本の企業、公的な機関に比べてイノベーションにとても熱心で、潤沢な資金が準備されているというものでした。

 尚、(株)ゲノム創薬研究所は抗菌薬の候補物質としての化合物の薬効・毒性を調査して薬剤を開発する技術を保有しており、共同研究に興味をお持ちの方はご連絡ください。技術内容については、下記URLの同社ブロシャーの3頁ご参照。 Microsoft Word – ã•’æ©‰æœ¬ç·¨éłƒä¸ (genome-pharm.jp)

1.パスツール研究所(パリ2月19日)訪問

パスツール研究所         パスツールの遺品(カイコの標本)

 フランス人上司と東大出身の農学博士と面談。開発した化合物のを抗菌薬として、共同開発することの可能性をパスツール研究所内にて検討するとのことで、開示できる資料を提供しました。同農学博士によると同研究所の雰囲気は東大に似ているとのこと。面談後に昼食を共にしパスツールの資料館、地下のパスツールの墓所に案内されました。墓所に豚、牛、鶏と共にカイコの絵が描かれていたのが印象的でした。研究施設を概観した限りでは、日本の大学よりも綺麗で施設も整備されているように感じました。

2.P社(2月23日ストラスブール)訪問

 提案した化合物について、経営陣より抗菌剤を開発するために展開して複数の化合物を新たに作出したいとの回答を得た。双方で資金提供者を探すことで、概ね意見の一致を見ました。

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3.Alsace Inter公社(2月24日ストラスブール)訪問

 同公社はアルザス地方の公的機関で、当方の技術内容を理解の上、同地区に合弁会社を設立すると研究費を2年間で、合計75%補助するとの魅力的なオファーを受けました。

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4.E社(2月25日リヨン)訪問

 ゲノム社の実験動物としてカイコを利用する技術と候補化合物を、面談に応じてくれた代表者は高く評価してくれ、獲得した助成金の対象となるので、共同研究など検討したいとのことでした。

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5.Lyon Biopole 公社(2月26日リヨン)訪問

 リヨンではバイオの革新的な技術に積極的な支援をしていて、プロジェクトの半額を助成するとのオファーを受けました。アルザスの公社と同様に外国のハイテク技術企業の誘致にとても熱心でした。ゲノム創薬研究所が持つ免疫活性食品の開発技術とガラクトースの血糖値降下機能に関する保有特許に強い興味を示し、パートナーを現地で探すとのオファーを受けました。

同公社はビル全体を使用している大きな組織。後ろ姿の二人が面談したマネージャー。

オーストリアで講演

私は、2008年10月にオーストリア政府に招聘され、日本のベンチャー企業のアントレプレナーを代表して、日本の産学連携のあり方と(株)ゲノム創薬研究所が開発した実験動物としてのカイコ幼虫の利用について、下記の講演を行いました。

【主催者】オーストリア国 連邦経済省

【演題】Go International Go Tech Technologietrends in USA und Japan

【場所】オーストリア国ウィーン市,グラーツ市,インスブルグ市

【期間】2008年10月17日~21日

【講師】関水信和(日本のベンチャー企業経営者を代表)MITの産学連携責任者2名(米国の産学連携関係者を代表)オーストリア国連邦経済省の担当者

【参加者】ウィーン市,グラーツ市,インスブルグ市のベンチャー企業関係者,製薬企業,投資家など50人程度

【使用言語】英語

ウィーン会場にて、日本のベンチャー企業について説明を始めたところ

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インスブルク会場で、日本のベンチャー企業の現状と(株)ゲノム創薬研究所が開発した実験動物としてのカイコ幼虫の利点を説明しているところ

参考:実験動物としてのカイコの利点の詳細については、私らが後年執筆した論文をご参照008_DDT-12-00041-CM proof_pp226-229.indd (jst.go.jp)

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日本の大学発ベンチャー企業は資金調達の機会に恵まれていないことから、運転資金をいかに確保すべきかを示したチャート図。

 大学発ベンチャー企業の“死の谷”を短くする知的財産戦略として、ベンチャー企業が持つ色々な技術を活用して副次的な製品を開発し(“金のなる木”を育てる)、主要製品の研究資金を獲得する方法を提案しました。講演の参加者からは、欧州においても有効な戦略との評価を得ました。

帰路、ベルリン工科大学にて、産学連携責任者と知的財産の取り扱いについて議論 

 オーストリア講演の帰路、ベルリン工科大学、ケンブリッジ大学の産学連携ないし大学発ベンチャー企業の関係者とも議論を行いました。ドイツ、英国は産学連携が大変進んでいて、産業イノベーションの中心的な存在となっていることを知りました。

ベルリン工科大学の産学連携責任者と産学連携スキームを議論

ケンブリッジ大学の産学連携関連組織であるケンブリッジ・エンタープライズなどを訪問